MENU

小池一夫先生の訃報に寄せて

ぜんぜんまとまってないのですが・・

いま書きたいのでぽつぽつ・・書きます。

 

私は小池一夫先生のファンの一人でした。

 

もともとは父が先生の大ファンだったこともあり

先生の作品が家にズラリ並んでいたのです。

f:id:Haruosan:20190420053509p:plain

 

それはもう伝説上のような。

雲の上にいるような。

そんな存在に感じておりました。

 

ほんの「それだけ」のことだったのですが・・・

ただ、最近・・一つ特別なことがありました。

 

先生が私の描いた漫画を読んでくださり、

拡散のツイートまでして下さったのです。

 

※警察官をクビになった話というブログに描いた漫画です。⇒https://www.keikubi.com/entry/2018/10/28/175934

 

「憧れの人に自分の漫画を読んでもらえた」

こんなに!嬉しいこと!ありますでしょうか?

f:id:Haruosan:20190420054315p:plain

変な汗がどばどば。

 

私のような無名の物書きがブログに描いた漫画をです。

まるで奇跡のような話に感じました。

 

「読んで頂けただけ」でも感激でしたのに・・

先生はさらに私のツイッターをフォローして下さいました。

f:id:Haruosan:20190420055341p:plain

 

あの幼いころからずっと読んでいた漫画の・・・

あの小池先生が自分を気に留めて下さっている?

 

こんな無名の売れない物書きの漫画を????

そんなことが現実にありえるのだろうか?

f:id:Haruosan:20190420060037p:plain

ううっ・・・汗がどばどば・・・・・

 

嬉しい!!!!

しかし今こう書いていても全く実感が湧きません。

 

 

 

ああ・・そして真っ先に思ったのは

「父さんが聞いたら喜んだだろうな~」ということでした。

f:id:Haruosan:20190420060159p:plain

 

そりゃぁなにせ若い頃は「漫画家になるんだ!」

と何度か家を飛び出したことがある人ですからね。

f:id:Haruosan:20190420054619p:plain

・・・きっと先生にも憧れていたんだと思います。

そりゃぁずっーと読んでましたから。

 

そうそう・・・父はときどきヘタな絵を紙切れに描いては

家の壁に画びょうでピンッ!と張り付けてたんです。

f:id:Haruosan:20190420054859p:plain

おかしいでしょう?

 

なぜかって?いやぁ・・うーん・・・

最初はぜんぜん意味わからなかったんですが・・

 

「自分の作品を誰かに見て欲しかった」のだと思います。

それを見るのが家族だけだとしても・・・・

 

あと・・・よっぽど漫画家になりたかったんだろうなぁ・・

と・・・・うん・・・そう思います・・・

 

もし私の漫画が小池先生に読んで頂けたと聞いたら・・・

父は・・・どんな顔をしたんだろうなぁ・・・

 

なぁすごいだろ・・父さん?なぁ?

あの小池先生だよ??

 

 

漫画を読んで頂いて。twitterのフォローまで・・

先生に気に留めて頂けている・・・とても誇らしい。

 

これは本当に勝手なことなのですが・・・

とてつもない勇気と自信を頂きました。 

 

あの漫画は心血を注いて全力を込めて描いた漫画でしたから、

本当に描いてよかった。描いてよかったんだと・・・

 

(是非一言お礼か・・なにか・・ご本人に言いたい)

衝動的にそう思いました。

 

・・・そしてここ数週間

(先生にどういうメールを送ろうか?)

書いては消し。書いては消し。書いては消し。

ずっと・・・・その繰り返し。

f:id:Haruosan:20190420061750p:plain

何を書けば良い?先生の大ファンだった父のことも書いてみた。

うーん・・そんなの余計な話だろうか??

 

いや・・・そもそも・・大げさじゃ無いか?


こんなメールいやらしくないだろうか?

もしかすると何かの間違いでフォローしたのではないか?

ご迷惑にならないだろうか?

気分を害さないだろうか?

 

そう悩んで悩んで・・・悩んで・・・

 

明日こそ・・・

 

明日こそ・・

 

そう思っていた矢先に・・・

 

先生の訃報が届きました。

f:id:Haruosan:20190420062528p:plain

なぁ・・・おまえ なにやってたんだ?

 

・・・なぜだ?

 

私はなぜもっと早く言わなかったのか?

 

ほんの一言で良かったはずだ。

稚拙な文章でもありきたりな言葉でも良かったんだ。

 

「先生の作品が好きです」「とても励まされました」とか

「これからも漫画をがんばって描きます」とか。

 

・・・そういうことで良かったんじゃないのか?

気取ったええかっこしい文章が必要だったのか?

 

ばかやろう ですよね。

後悔。後悔です。

 

「時間は有限だ」「人はいつ死ぬかわからない」なんてね・・

そんなありふれた言葉を何度も何度も耳にしてきたはずなのに・・

 

好きなものは「好きだ」と。感謝する時は「ありがとう」と。

すぐに。ちゃんと言葉にするべきだったんだ。

 

私もこれを今一度、胸に刻みたいと思う。

どうかこれを読んでいる人も言いそびれている言葉が無いか?

胸に秘めている言葉は無いか?思い出してみてほしい・・・

 

あとから気付くなんてのは、空しすぎます。

 

 

・・・最後に。

 

先生、こんな私の漫画を読んで頂いてありがとうございました。

ほんの少しでも気に留めて頂けたことで、勇気が湧いてきました。

 

私の一生の誇りです。

 

本当は生きてらっしゃるうちに言葉にして伝えるべきでした。

先生のご冥福をお祈りしております。

 

おわり