倒産寸前のブラック企業が『新興宗教』に営業をかけた話②

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宗教団体Dへ営業に行った女子社員からの連絡が途絶えてから、

はや「3時間余り」が経過していました。

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部長が、営業先であった宗教団体Dに電話しても連絡が付きません。

 

(これはオカシイ・・・。)

 

普通の会社なら、この辺りで警察等に連絡するのでしょうか?

 

我がブラック企業は、

「警察を呼ばれる」事はあっても「呼ぶ」事は絶対にありません。

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なぜか?

「ブラック企業だから。」

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それ以上の答えは必要無いでしょう。

 

営業マンの連絡義務

我がブラック企業では、

営業マンに1回の営業に付き

「4回の定期連絡」が義務付けられていました。

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営業に「入る前」

営業に「入ってから」

営業が「終わる直前」

営業が「終わった後」

 

特に新人営業の弱い営業マンは、

営業の途中も「逐一会社に連絡を入れる」のが、

会社のルールになっていました。

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多い人で10回以上連絡を入れる人も居ます。

(逆にベテラン営業マンは全く連絡を入れなかったりもします。)

 

このルールは、

会社にいる部長等の「強い営業マン」がその場の状況を聞いて、

「こういう提案をしてみようか?」

「あれをすすめてみたらどうかな?」

「それならこういう条件で契約しても良いよ!」

とアドバイスする事で営業を効率よく行わせる為です。

 

女性営業マンはまだまだ新人だったので、

この「連絡が全く無い」というのは明らかにオカシイ状況でした。

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なのでもちろん、

同僚の営業マンはみな心配そうにしていました。

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女性営業マンが宗教団体Dに営業に入って4時間後・・・。

 

女性社員から

「営業終わりました、今から戻ります。」

と連絡があり、無事に会社に帰ってきました。

 

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しかし、会社に戻ってきた女性社員は目に涙を浮かべていました。

きっと何か怖い目に合ったのでしょう。

 

みんなで事の顛末を聞くと、大体こんな話でした。

 

女性営業マンが待ち合わせ場所に行くと、

男性3に無理やり車に乗せられて

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遠くのお寺?みたいな場所に連れて行かれて、

仏壇?みたいなモノをずっと拝まされた・・・・・と。

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(なんだそれは・・・・?)

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他の同僚の営業マン達も 

「こわっ・・・・」

「おいまじかよ?」

「うわぁ・・・・」

などとは言っていました・・・・。

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モチロンこの女性営業マンはこの後、

しばらくして会社を辞めてしまいました。

 

いま考えると、

一番の問題だったのは

女性営業マンの話を聞いた私達の反応が、

 

(なんだ、そんな事か・・・・)

という程度のモノだった事だと思います。

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日頃からこの手のトラブルが多すぎて、

私達の感覚が完全にマヒしていたのでしょう。

 

こう冷静に考えると、これは

「犯罪」ですよね?

 

男性に無理やり車に乗せられるなんて・・・

女性社員はどれほどの恐怖を味わった事か・・・。

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私達の配慮が不足していたと思います。

 

私の個人的な感想ですが、

基本的に宗教団体へ営業に行って

イヤな思いをした事は一度もありませんでした。

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むしろ好感を覚えることが多かったくらいです。

 

しかし、この宗教団体Dだけは・・・・別でした。

営業に行けば、間違いなく何かしらのトラブルになっていました。

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そうは言っても、

宗教団体Dの一部支部?はすでに、

我がブラック企業のユーザーになっていましたので、

 

こういうトラブルが合っても、

そう邪険に扱う事も出来ませんでした・・・。

 

宗教団体Dもそれを承知の上で、

こういう無茶をしたのかもしれません。

 

営業会社の弱い所ですね。

 

さらなるトラブル

宗教団体Dによる「女性営業マン拉致事件」の後、

密かに、宗教団体Dへ怒りの闘志を燃やす男がいました。

 

女性営業マンの同期だった、

マルくん(アルバイト23歳)です。

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マルくんと女性営業マンと他数名は、

大学卒業後、何を血迷ったか

我がブラック営業会社に新卒で入社してきた強者です。

 

入社した理由はわかりません・・・・。

 

入社後、他数名の新卒社員は

「この会社はおかしい!」と気付き、

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即退職。

 

(・・・・・・正解。)

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女性営業マンは有能で成績も良好でしたが、

一方のマルくんは営業成績が悪く、

頻繁にクレームを起こすので、

部長が怒って

たしか3ヶ月程で「アルバイトに降格」させられていました。

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マルくんは好青年なのですが、

良く言えば「・・天然?」

 

悪く言うと・・・・・いや、

 

ここで、

マルくんの事がわかるエピソードを一つご紹介させて下さい。

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マルくんと同行営業の話

あれは・・・・・

マルくんがアルバイトに降格させられる少し前の事です、

 

部長が「マルを営業に同行させてくれ。」と言うので、

私がマルくんを連れて営業先に向かった時の事です。

 

営業成績の悪い営業マンは

「先輩と同行営業に行って勉強しろ!」と言われるのです。

 

その時、ちょうど社用車が出払っていたので、

私のマイカーで営業先に向かうことになりました。

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お昼過ぎにアポが入っていたので、

2人で車の中でコンビニ弁当を食べました。

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そしてマルくんは弁当を食べ終わると、

無言で「私の車のゴミ箱」に食べ終わった弁当箱を

ガサガサと突っ込んだのです。

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(そんなバカな・・・・。)

 

私は焦って、

マルくんに「だめだよー」と注意をしました。

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食べ終わった弁当はコンビニのゴミ箱に捨てれば良いし、

車に捨てると弁当臭くなる!

 

そもそも仮にも先輩のマイカーに弁当を捨てるっていうのは

社会人としてどうなんだろうか?

 

というような、ダメな理由を説明しても、

 

マルくんは(えっ?なんで?)という顔をしていました。

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これは・・・・私が神経質すぎたのでしょうか?

 

まぁ・・・とにかく

マルくんは・・・・そういう子なのです。

 

彼がクレームを起こす度に、

私はこの出来事を思い出していました。

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彼は致命的に人に対して

「配慮が欠けている」ように私には思えたのです。

 

しかし、

宗教団体Dによる「女性営業マンの拉致事件」を耳にして、

同僚の営業マン達が

(なぁーんだ)という配慮に欠けた反応をする中で、

社内で唯一顔を真赤にして怒っていたのはマルくんでした。

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マルくんは優しい男なのです。

 

女性営業マンとマルくんは「同期」という事もあり、

とても仲が良かったのを覚えています。

 

彼がアルバイトに降格されても会社に残り続けていたのは、

この女性営業マンが居たからだったのかもしれません。

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そして・・・彼が顔を真赤にして怒っていたのは

会社の誰もが知っていましたが、

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まさか・・・

マルくんが宗教団体D喧嘩をふっかけるとは

さすがに誰も想像していなかった事でしょう・・・・。

 

つづく

 

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