警察官クビになってからブログ

ダークファンタジーブログだよ

倒産寸前のブラック企業が『新興宗教』に営業をかけた話①

 

 その時、我がブラック企業は、

何度目かの倒産の危機を迎えていました。

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会社に「お金が無い理由」は山程ありましたが・・・・・。

 

一番の原因はクレームの起こしすぎでした。笑

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お客さんとの約束を忘れたり。

間違った内容を伝えて契約をしたり。

黙って不要な契約を押し付けたり。

 

そんな不手際非常識な対応をし続けたせいで、

私達の会社は、地元企業から

 「凄く」嫌われてしまったのです。

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すごーく。

 

それは完全に自業自得なのですが・・・

もう「普通の会社」は私達と契約交わしてはくれません・・・。

 

そこで!

 

新しく営業開拓する分野として、

選ばれたのが「宗教」でした。

 

「宗教関係からは契約がとりやすい!」

バンッ!

 

部長を声を荒げて営業マン全員に力説します。

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「なにせ・・良い人が多いからな!」

 

(・・・・・・そうなんですか?)

 

後々知った事ですが、金に困ったブラック営業会社が

宗教関係へ営業に行く事はよくある事みたいですね。

 

さっそく営業マン全員で手分けして

「宗教関係のリスト」を作り始めました。

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が・・・しかし・・・・。

 

「普通の会社」に営業に行っても、

凄まじい数のクレームを起こし続けたダメな私達です。

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これはもはや、

「次は宗教関係と揉めようか!」

と言っているのと同じ事でした・・・・・。

 

某大手宗教団体A

私が最初にアポを切って向かったのは

某大手宗教団体Aでした。

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この宗教団体Aに対しての

個人的なイメージは最悪でした。

 

遠い親戚がこの宗教団体Aに入信?しており、

 

病弱な私が入院する度に、

ゾロゾロと尋ねてきて「入信しろ!」

と勧誘してきたからです。

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まぁ本人たちは「善意」でやっているんだとは思いますが・・・。

しかし個人的には大迷惑でした。

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某宗教団体Aの支部?に行ってみると、

大変立派な建物でした。

 

(儲かってるんだなぁ・・・)

なーんて思いながら応接室で待っていると、

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奥から出てきた担当者の男性は

ビシッとした高そうなスーツを来ていました。

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(儲かってるんだなぁ・・・)

改めてそう思いました。

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しかしいざ話してみると、

男性は非常に物腰が柔らかく、

とても紳士的な方でした。

 

(なんだかカッコイイ・・・・)

 

男性の雰囲気は、

私の知っている某宗教団体Aのイメージとはかけ離れていました。

 

無茶な勧誘をしてくるのは、極一部の末端の信者だけで、

上役の人達は常識人なのかなぁ・・・と思いました。

 

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その時は、とある施設の通信機器の営業だったのですが、

大変知的で聡明な方で、話せば話すほど

(こういう上司の下で働きたかったなぁ)

と思うようにすらなりました。

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なので営業の詰めの話しに入った時、

 

突然この紳士が

「待って下さい・・・でもこれ盗聴される恐れがありますよね?」

と言い出した時はビックリしました。

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(盗聴・・・・??)

 

営業していたのは確かに通信機器ではありますが・・・

公共機関等でも導入されているモノなので、

怪しいモノではありません。

 

話が見えず、答えに困った私は

「ええ・・そうかもしれませんね・・・。」

とつい言ってしまい、結局契約は保留になってしまいました。

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盗聴の危険を考えた理由はわかりませんが、

やはり、少し俗世離れしている部分があるのでしょう。

 

個人的には、

この宗教団体Aへの営業は難易度が高いように感じました・・・・。

なので、これ以降この宗教団体Aへの営業は行いませんでした。

某宗教団体B

恐る恐る営業をかけたのが、

この宗教団体Bでした。

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いや、名前と建物のインパクトのせいですけど・・・・。

 

しかし、フタを開けてみると

普通の気の良いおじさまとおばさまばかりで、

妙に安心感があり、特に何かトラブルになる事はありませんでした。

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ただ、問題は指揮系統がハッキリしておらず、

誰に決定権があるのか?

誰の役割なのか?

が組織の中で非常に曖昧になっており、

ちょっと・・・・営業先には向かない事がわかりました。

某宗教団体C

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この宗教団体だったら入信しても良い。

 

そう思ってしまうほど魅力があったのが、この宗教団体Cでした。

 

飛び込み営業の時代からずっと縁があった宗教団体だったのですが、

 

営業に出向いた時、

(やっぱり凄いな・・・・)と改めて感じさせてくれました。

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何がスゴイのか?

 

何かみんな後光がさしてる・・・・。(ように見える)

あまりの徳?の高さにひれ伏しそうでした。

 

彼らは

「お困りでしょう?」

大体何でも契約してくれます・・・。 

 

家族で支部?を経営している事が多いようなのですが、

・・・・人柄の良さがまぁスゴイ・・・スゴイ・・スゴイ。

 

この宗教団体Cとの出会いは・・・この時から約4年前

 

私が飛び込み営業をしている時に、

この宗教団体の巨大な支部に出向いた事がありました。

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私はまず正座で出迎えてくれた初老の女性に

健康食品の定期契約を売り込みました。

 

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初老の女性は笑顔で

「いま◯◯は瞑想????をしていますので・・・・。」

うる覚えですが、代表の人が瞑想してる?とか

確かそんなような事を言っていましたが。

 

しかしダメでもともと!

 

「そこを何とか聞いてみては頂けませんか?」

と私は食い下がりました。

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「では伺ってまいります。」

と女性は施設の奥に消えていきました。

 

戻ってきた女性は

「やはり契約出来ないそうです。」

と笑顔で私に伝えてきました。

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女性の優しそうな笑顔を見た私は、

腹黒くも、

(もう少し粘れば契約してくれるんじゃないか?)

と思ったので、

「すいません、そこを何とかお願いできませんか?」

ともう一度だけ粘ってみました。

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こんな風に粘り売りをされて、気分の良い人はいません。

 

普通は「眉間にシワを寄せたり」「嫌な顔」をするモノです・・・が。

 

この女性は笑顔を全く崩しませんでした。

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わたしはその笑顔を見て、「ドキッ」としました。

 

(この笑顔は作り物じゃない・・・・。)

そう感じたからです。

 

これは簡単な事ではありません。

毎日120件以上の飛び込み営業をこなしていたからコソわかる!

 

(この人はただ者ではない・・・・・。)

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キュピーン(たぶんね。)

 

でもまさか、 

再び施設の奥に消えて、戻ってきた女性が

「契約されるそうです、

 何か書けばよろしいですか?」

と言ってくるとは思いませんでした。

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(契約するんですか!?)

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自分で営業しといてなんですが・・・・

「契約する」と聞いて驚いてしまいました。

 

なにせ、この施設の代表者さんは、

私の顔すら見ていないのですから。

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(契約してだいじょうぶですか・・・?)

 と思わず聞きそうになりました。

 

この宗教団体の人達がどういう信仰をしているのか知りませんが。

 

とにかくそのナニカを本気で信じて、

それに従って純粋に生きてるんだなぁ・・・という事が

見ず知らずの私と「契約をしてくれる事」から伝わってきました。

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そんなにも「ナニカ」を信じて生きていけるものなのでしょうか?

私にはとても真似出来そうにありません・・・・。

 

結局この宗教団体Cには、

我がブラック企業も最後までお世話になりっぱなしでした。

 

部長の言った通り、

やはり「宗教関係」には、

「良い人=契約をしてくれる人」が沢山居ました。

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私自身、宗教関係への営業が楽しく感じられるほど、

人当たりの良い人が多かったです。

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他の営業マンも同じような感想だったらしく、

それに応じて会社にも「それなりの」利益があったようです。

 

しかし・・・・そう・・・

うまい話ばかりではありませんでした。

 

ある日、

宗教団体Dに呼ばれて営業に行ったハズの

女性社員からの連絡が急に途絶えてしまったのです。

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まさか・・・。

 

社内に不穏な空気が流れ始めました・・・・。

 

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