警察官クビになってからブログ

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ブラック企業で後輩が『失踪』した話②

 

🔻コチラの記事の続きになります。

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サカモトが失踪する1ヶ月ほど前の話ですが、

私が社用車を掃除していると、

座席の下に「光る薬品の瓶」を発見しました。

 

※そもそもこの掃除も、

サカモトがタバコの灰を車内でボロボロこぼすのが原因でした。

 

(あっ!これはっ!)

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薬品の瓶の中身は「化粧水」

 

「サカモトさんへ」という付箋がバッチリ張って有りました。

 

(こ、この化粧水は・・・・・・)

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私はこの「化粧水」を見て、

サカモトの状況と、

その後ろにいる誰かの存在に気づきました。

 

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この話・・・わかりますか?

 

「真っ当な人生」を歩んできた人達には

この説明だけでは不十分でしたね・・・。

 

では!

 

一級ブラック企業鑑定士(笑)の私が補足説明しますね!

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まず化粧水」を見て

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「あぁ~何かのネットワーク(マルチ)ビジネスのヤツかな?」

とすぐ気づけるようにして下さい!!!!!!!!

(そんな必要はありませn)

 

そしてそれが社用車にあった、

 

という事は?

 

サカモトは何かしらのネットワーク(マルチ)ビジネスを、

「お客さんの誰かから勧誘されていた」

という事です!

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まぁこれはよくある話なんですが・・・。

 

しかし、

「ネットワークビジネスとブラック企業がどう関係あるんだよ!」

と疑問に思ってしまう、

幸福な人生を送ってきた人もいるかと思います・・・・。

 

そうですね・・・例えば、

宗教、占い、スピリチュアルなモノ

ネットワーク(マルチ)ビジネス

ブラック企業

などなどは、非常に密接した関係にあるのです。

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なんで密接した関係にあるのか?

 

それはもう、何となく察して下さい。

 

もしブラック企業の深い話をするのであれば・・・・

もれなく「これら」の話もセットで付いてきてしまうのです。

 

少なくとも私の周りはそうでした。

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適当ですが、解説終わります。

 

ちゃんちゃん

サカモトを勧誘していたお客さんとは?

結論からお話しますが、

 

私はサカモトの日報の訪問履歴を遡り、

勧誘しているお客さんを突き止めました。

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 そのお客さんは複数の介護施設不動産会社等を経営している

40代の女性経営者のサチコさんでした。

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サチコさんは会社設立当初からの「古参ユーザー」で、

会社の営業マンであれば知らない人はいません。

 

サチコさんは会社の

「◯周年パーティー」何かにも呼ばれていました。

 

まぁ「サチコさんを知らない営業マンが居ない」一番の理由は、

サチコさんが何かにつけて営業マンを呼び出すからです。

(たしか一番最初は部長が契約をとったお客さんだったそうです。)

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私も何度か対応に向かったことがあります。

いや、対応に行った事のない営業マンは居なかったかもしれません。

 

サチコさんは適当な理由でいつも営業マンを呼び出します。

 

「これどうすればいいのかな?来て教えてくれる?」

「近くに寄ったら顔出してよー?」

「◯◯を導入しようか検討してるから話聞かせてくれる?」

などなど、

 

決して営業マンを強引に呼び出すのではなく、

非常に「気さくに」呼ぶのです。

 

そして何かを買ったり、契約するワケでもなく・・・・。

ただ、ただ「気さく」に世間話をしてくるのです。

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お菓子やお茶も出してくれます。

私も食べました、美味しかったです。

 

サチコさんは決して悪い人ではないのですが・・・

 

こういうお客さんの所に

「成績の良い営業マン」は行かせられません。

 

時間がもったいないからです。

 

会社としては、成績の良い強い営業マンは

大きな数字に繋がる案件に向かわせたいのです。

 

なので、こういう対応には

基本的には数字のとれない

「成績の悪い営業マン」が向います。

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つまり、サカモトのような営業マンです。

 

私は・・・・この「化粧水」を見つけるまでは、

(きっとサチコさんは世間話がしたいから呼び出してるんだろうなぁー)

とかなんとか思っていました。

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しかし・・・。

考えてみると、当たり前の話ですが失踪した営業マンは、

みな「成績の悪い営業マン」でした。

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 そうです・・。

失踪した営業マンは共通して、

このサチコさんの所に頻繁に足を運んでいたのです。

 

これは一体・・・・?

 

私は 前にサチコさんの対応に行った時の記憶を

一生懸命思い出しました。

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 ううーん・・・。

 

ハッ!

 

私は今回の件に関する大事なキーワードを思い出しました。

そう!

たしか・・・・。

 

「従業員を募集している。」

 「社員寮がある。」

 

そんな事を言っていました!

 

という事は・・・?

 

サチコさんは

うちの会社にいる「成績の悪い社員」を勧誘して、

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失踪させて、

社員寮に住まわせ、

逃げられないようにして

自分の会社で働かせながら、

ネットワークビジネスをやらせている・・?

 

(なにそれ怖い・・・・・)

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(サチコさんは・・・世間話がしたかったんじゃ無かったんだ・・。)

(うちの営業マンを呼び出して品定めしていたんだ・・・・。)

 

大変だ!部長に言わなきゃ!

 

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サカモトを止めなきゃ!!!

 

私は急いで部長の元に「化粧水」を持って

 

走り・・出そうとしました。

 

(あいや、待てよ?)

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私は我に返りました。

 

(こんなクソブラック企業でアルバイトしてるより、

サチコさんの会社にいる方が幸せなんじゃないか?)

 

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※この少し前にサカモトは営業成績が悪い事を理由に

 アルバイトに降格させられていたのです。

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サチコさんの会社は確かに怪しい・・・。

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だけどココよりはマシかも?

 

それにまだ失踪すると決まったわけではありません。

 

もう少し・・・黙って様子を見よう・・・。

でも、もし失踪した時は・・・・そっと逃してあげよう。

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私はそう心に決めました。

 

そして一旦、「化粧水」も車の座席に下に戻しておきました。

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そして一ヶ月後

やっぱりサカモトは失踪しました。

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(やっぱり!)

 

みんなが探し出す前に、

失踪したサカモトのデスクをあさってみると、

サチコさんの会社の名刺や、

サチコさんの会社の

給与待遇等が書かれた紙がバッチリ残されていました。

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あまりにもガバガバすぎて、

ちょっと笑ってしまいました。

 

(うーん、こういう所だよなぁ・・・)

 

サチコさんの会社の給与待遇の紙を見ると、

残念ながらサカモトの待遇は

「正社員」ではなく「アルバイト」のようでした。

 

(大丈夫かな・・・サチコさんの会社・・・?)

 

ちょっとサカモトが心配になります。

 

(他の失踪した社員もココにいるのかなぁ・・?)

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失踪した社員達の顔が思い浮かびます。

 

私はサカモトの机を一通り調べ終わると、

社用車の座席の下にあった化粧水も回収しておきました。

 

(いや・・まさかまだ残っているとは・・・。)

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サカモトを追跡出来る情報は全部処分しましたが・・・。

化粧品を残したのは・・いやぁ・・何となくもったいないから?

捨てなかっただけです。特に理由はありません。

 

そして現在に話を戻します。

 

サカモト失踪後、クレーム爆弾が発覚し、

会社中が大騒ぎするなか、

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しばらく考えてはみましたが、やはり

部長に・・いや会社にサカモトやみんなの情報を売る事は出来ません!

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もしかしたらサチコさんの会社は「天国」で、

彼らは幸せに過ごしているのかもしれないからです。

 

もし会社に彼らの居場所がバレたら・・・。

何をされるかわかりません。

サカモトのように、見つかったら

何かしらの賠償請求をされる元社員も出てくるでしょう。

 

(出来るだけ・・そっとしておいてあげたい。出来るだけ)

 

しかし・・・・。

サカモトの残したクレーム爆弾はあまりにも巨大なモノでした。

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(このクレームを何とか無事おさめなくては!)

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そう思った私は、慌てて部長に声をかけます。

 

「部長!!!!」

 

「・・・あんだよ?」

部長は顔を真赤にして怒り狂っています。

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怖い、しかし声を振り絞って言いました。

「私にクレーム対応に行かせて下さい!!!」

 

部長は驚いたのか・・少し黙り込んでしまいました。

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沈黙・・・・・・。

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そして

無言で近づいてきた部長は

 

「オマエなんかに行かせられるわけねえだろ!!」

 

「バカがッ!!!!!!」

と言いながら、胸ポケットの三色ボールペンを投げつけてきました。

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(まぁそうですよねー!)

 

アッハハハ

 

完結編につづく

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