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ブラック企業から転職した『天国に一番近い会社』④

 

🔻コチラの記事の続きになります。

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社長との出会い

私がこの「天国に一番近い会社」

初めて社長を見かけたのは、

 

1週間の研修から帰った数日後の事でした。

 

廊下を歩いていると、

突然目の前に、背の高い男性が現れました。

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デカイ

 

社長の身長は190センチ近いでしょうか?

 

(これは会社案内で見た社長だ!)

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私は急いで廊下のカベにペタリと張りついて、

「お疲れ様です!」

と社長に頭を下げ、道を譲りました。

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社長は私を見ることも無く、

無言で通り過ぎます。

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頭を下げて社長の足元を見つめていると、

社長の足の長さがよくわかる。

 

スラっと長い足・・・・・。

 

そういえば、社長の出身は「大阪」だと聞いていました。

 

(やっぱり都会の人はスタイルが良いのだろうか?)

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自分の短い足を見つめながら

そんな事をボーッと考えていると・・・・・。

 

急に社長の足がピタッと止まりました。

 

(え?)

 

ビックリして頭を上げると、

そのまま胸ぐらを掴まれて、カベに押し付けられました。

 

カベにドンッ

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怖いとか

痛いとか

 

そういう事は全く考えませんでした。

 

私がその時思っていたことは?

(いやぁー社長は絵になるなぁ・・)

という事だけでした。笑

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190センチ近い身長に加えて、

社長は、まるでモデルのような顔立ちをしていたからです。

 

(なんかドラマのワンシーンみたいだなぁ・・)

とか私はボーッと考えていました。

 

社長は私をしばらく無言で睨みつけた後、

「てめぇ、誰が金払ってると思ってんだ?」

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と言いました。

 

私は急いで返事だけします。

「は、はい」

 

何のことだかサッパリわかりませんでした。

 

そんな様子を察して、社長は

「研修が終わったらオレにアイサツに来るのがスジだろ?」

と言いました。

 

(あっそういう事か!!!)

 

私は急いで頭を下げてペコペコと謝罪しました。

 

社長は

「・・・チッ」

と小さく舌打ちをすると、どこかへ行ってしまいました。

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(はぁーなんか俳優さんみたいだなぁ)

と相変わらず社長と男前っぷりに感心していました。

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ちょっと暴力的な所はありましたが、

この社長、ジン社長には人を惹き付ける

何か・・・・不思議な魅力がありました。

会社の成り立ち

この会社は出来てまだ1年しょうしょう。

社員が15名程。

アポインターさんが約30名程。

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私が入社当時は主に

通信機器の営業販売をしていました。

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社長はまだ30代と若く

 

社員の平均年齢も20代半ばだったと思います。

 

元々社長のジンさんは関西で

大きな営業販売会社の支店長をしていたそうです。

 

これはジン社長の元部下だった部長に聞いた話ですが、

 

ジン社長は会社では有能な営業マンで、

営業成績は常にトップだったとか・・・。

 

そして、入社から10年余りで、

その会社から部下と同僚を数名連れて独立。

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遠く離れたこの地で、

1年ほど前に会社を起こした・・と

なんとも・・・華々しい話しですよね。

 

まぁ・・・しかし

独立はそう上手くはいきませんでした。

 

つまり会社は

全然儲からなかったのです。

 

これは後々聞いた話ですが、

私が入社した当時すでに会社は倒産寸前だったとか。

(恐ろしい話です。笑)

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会社設立と運営のために用意したお金は

1億円に少し手が届かない位の額だったとか。

 

しかし、私が入社した時には

すでにこの1億円の大半が消えてなくなっていたそうなのです。

 

1年でそんなに減るもんなんですねぇ・・・・。

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このお金が減るたび・・・・。

社長の心はドンドン病んでいきました。

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考えてみて下さい。

大きな夢野望を持って

起こしたはずの会社が、

日々倒産へと追いやられていくのです。

 

会社が潰れてしまったらどうなるでしょう?

 

妻や子供の生活は?

自分を信じてついてきた部下や同僚の生活は?

借金はどうやって返済する?

 

・・・・・・・・・・・・・・

この会社の暴力的体質

紛れもなく社長が作り出したモノです。

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その原因は会社の経営状況の悪化により、

「社長の心が病んでいた事」だったのです・・・。

 

包丁のある会議室

これは、話が少し飛んで

私が入社してから数ヶ月後の話しです。

 

その日、会議室に全社員が集まっていました。

これは月に1度行われる定例会の為です。

(社長が突発的に開く事がほとんどです。)

 

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しかし会議室には

ピリピリとした緊張感が漂っていました。

 

なぜか?

 

支店長が、

時間になっても会議室に現れないのです。

(※支店と言っても隣の県にある3人だけの支店です。)

 

社長の呼び出しに遅刻する。

 

という事は

「殺して下さい。」

と言っているのと同じ事です。

 

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予定の時間から15分ほど過ぎた頃、

会議室に1人の男性が飛び込んできました。

 

「申し訳ありませんでした!!!!」

男性は飛び込んできたと同時に土下座をします。

 

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今考えるとこの対応は「正しい」

 

もしヘタに言い訳なんかしていたら・・・。

社長の怒りはもっと凄まじいことになっていたでしょう。

 

社長はイスから立ち上がると

つかつかと、無言で男性に歩み寄り

 

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男性の腹部に蹴りを入れました。

 

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ドスッ

「うっ・・・・・・・」

と男性の口から痛みに苦しむ声が漏れます。

 

男性の名前はトラさん

この会社の創業メンバーの1人です。

 

「お前・・・俺のことナメてんの?」

社長が静かに言います。

 

トラさんは

「ちがっ・・・」

 

違います。

と言おうとしていたのだと思います。

 

しかし、次の言葉を言う前に

社長がトラさんを踏みつけます。

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1回、2回、3回、4回・・・・。

 

社長は蹴りながらトラさんに罵声を浴びせ、

トラさんはひたすら謝っています。

 

途中から私はギュッと目をつぶって

その光景から意識をそらしてしまいました。

 

会議室にいる誰も・・・

何も言葉を発しませんでした。

 

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トラさんを散々蹴って踏みつけた後、

社長は会議室にある小さな戸棚?から

包丁を取り出しました。

 

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(何で会議室に包丁が・・・)

 

みんなも包丁を見て、動揺しています。

 

「おい・・・・・お前これで腹切れ・・・・。」

そう言うと社長がトラさんに向かって

包丁をポイッと投げつけました。

 

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社長の妙に感心のなさそうな

冷たい声が今でも耳に残っています。

 

トラさんは口かどこかから血を流しながら

「許してください、許してください。」

 とひたすら土下座をしたまま謝り続けていました・・。

 

この会社では社長の存在は絶対

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社長が無茶な指示や行動をするたびに

影では「神のご意思だぞ」

と皮肉を言われていました。

 

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私が在籍したこの「天国に一番近い会社には」

こんな暴力パワハラが日常的に行われていました。

 

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しかし、この包丁事件をキッカケに

それが急速に収まっていくことになります・・。

 

ただそれは・・・・。

私が入社してから随分たってからの話しになりますが・・。

 

つづく

 

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