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警察官クビになってからブログ

ダークファンタジーブログ

彼女の浮気で『婚約破棄』になった修羅場の話②

初めて出来た彼女に、私は夢中になっていました。

付き合ってすぐ彼女のお母様に「結婚を前提にお付き合いさせて下さい」という挨拶に行ってしまうほど、頭の中がハッピーになってしまっていたのです。

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しかし、気になること一つがありました。

シングルマザーであるお母様は

「〇学生くらいの男の子」(ヤッくん)と一緒に暮らしていたのです。

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彼は一体何者なのか・・・・。

 

■この記事は、一応コチラの記事の続きになります。

 

結婚?の挨拶を終えてから車に乗り込むと

私はスグ彼女にその事を尋ねました。

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■あの子はいくつなのか?

■付き合ってるってどういう事なの?

■顔にアザがあったけど、アレはどうしたの?

 

興奮のあまり、ついつい質問攻めにしてしまいました。

 

すると彼女は「ヤッくんとお母さんはね~ラブラブなんだよ?」

と、二人のことを話してくれました。

ヤッくん

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彼女によると、ヤッくんは、私が思ったとおりの年齢でした。

 

そして

「二人の出会いは運命的だったんだよ~」と彼女はニコニコ笑いました。

 

ヤッくんは、小さい頃からお父さんに「虐待」されていたそうです。

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毎日、毎日、毎日、殴られたり、蹴られたりしていたそうです。

 

後日、ヤッくんに聞いた話では

「いやぁ、もう殴られるとかは気にならなくなってましたよ・・。」

と言っていましたが・・・やはり随分つらかったようです。

 

そして時には虐待がエスカレートしてしまい、

「命に関わる事」をされそうになる事もあったそうです。

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そんな時、彼は急いで家を飛び出したそうです。

 

走って、走って公園や神社などの適当な場所で

お父さんの怒りが収まるのをジッと待っていたそうです。

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そんな時、ヤッくんに声をかけてくれたのが

近所に住んでいた

「彼女のお母様」だったそうです。

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初めて人の優しさに触れたヤッくんは

いつしか、に落ちてしまいました。

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そして恋仲になった二人は愛し合い

 

ヤッくんは暴力を振るうお父さんから離れ、

 

二人は一緒に暮らすようになったのでした・・・・。

 

めでたしめでたし

 

さらに彼女は力強く語ります。

 

「ヤッくんのお父さんは本当にヒドイ人なんだよ!許せない!」

 

「お母さんが助けなかったら、ヤッくん死んでたよ!」

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(なるほど、確かにそうかもしれない・・・)

 

そして、私は「感動」しました。

 

お母様の慈悲深い心二人の愛にです。

 

なんという美談・・・・。

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二人の歳の差を見て

これは不純な愛ではないか?と疑った自分を恥じました。

 

かなりの歳の差はあるけれども、

二人が心から愛し合っているのであればいいのではないか?

 

私はそう考えるようにしました。

 

ええ、この時は・・・・・・

私の頭もお花畑だったのです。 

 

同棲の開始

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お互いの両親に挨拶を済ませ。

結婚の約束を交わした私たちは、さっそく「同棲」を開始しました。

 

同棲の場所は「彼女が一人暮らしをしていたアパート」です。

 

私は二人きりの生活にウキウキと心躍らせていました。

 

しかし二人の生活は「究極の貧困生活」でした。

超ブラック企業での生活

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超ブラック企業に勤める私たちのお給料は

二人のお給料を合わせても月15万にもなりません。

(※個人事業主扱いなので、さらにココから税金や年金、保険料などが引かれます)

 

なので二人の食事は、いつも

白米とキャベツが入ったコンソメスープ、くらいなモノでした。

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お昼は持っていったオニギリを作って食べます。

 

さらに、私たちは毎日10時間近く、

飛び込み営業をする仕事なのですが

ジュースを買うお金も無いので、

毎日コンビニのトイレや公園で水をくんでいました。

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日曜日になれば、たまにデートをします。

 

月の休みは2日程度なので、あまりデートをする事はありませんが

 

トーストにマヨネーズを塗って焼き

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公園で100円ショップで買ったバトミントで遊んだりしていました。

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笑ってしまうくらい、いや笑えないくらい貧乏でしたが

 

彼女がいれば私は幸せでした。

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時には、お金が尽きてしまい

電気ガスも止められてしまう事もあります。

 

そんな時は、二人で彼女の実家へお風呂を借りにいきます。

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お母様は、いつも私たち二人を暖かく迎えてくれます。

気さくで本当に優しい方でした。

 

お風呂から上がるとゴハンが用意してあります。

 お母様も飲食店のアルバイトをしているだけなので

まったく裕福ではありません。

 

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ヤッくんは家でいつもイヌの世話なんかをしているようです。

 

しかし、お母様が出してくださる

ちっちゃなお肉が入った野菜炒め

山盛りのゴハンは私たち二人にとっては大変なご馳走でした。

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それはもう、涙が出るほどに・・・・。

不幸な真実

ある日、またお金が無くなってしまったので、

彼女の実家へ行くことになりました。

 

本当に情けない話です。

 

その日も食事をゴチソウになり、

 

みんなで談笑していると

 

ヤッくんが何やら携帯電話をイジり始めました。

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どうやらヤッくんは

当時流行っていたモバゲー?というヤツに夢中だったようです。

 

すると、お母様が立ち上がり

 

「てめぇふざけてんじゃねえぞ!」と叫びました。

 

え!?

 

私はワケがわかりませんでした。

 

するとお母様はヤッくんに向かってパンチを繰り出しました。

 

パーではありません。

グーで作る「パンチ」です。

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パンチはヤッくんの顔面に真っ直ぐ突き刺さりました。

 

ヤッくんの鼻から赤い液体がこぼれ落ちます。

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しかしお母様の攻撃は止まりません。

 

2発、3発、4発、これでもかとヤッくんを殴り続けます。

そしてうずくまったヤっくんに蹴りを入れ始めました。

 

二人とも何か叫んでいましたが、よく聞こえません。

 

(まさか・・・・)

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愚かな私はやっとこの時

ヤッくんの顔のアザの正体に気がついたのです。

 

ヤッくんのお父さんの虐待の話は真実だったとしても、

それはお母様と同棲を開始する前の話のハズです。

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今でも真新しいアザが体にあるのはオカシイのです!

 

美談なんかじゃなかったんだ・・・。

彼を暴力で支配していただけだったんだ。

 

考えてみれば、娘である私の彼女も

怒ると暴力を振るう習慣がありました。

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私もよく殴られたりしたものです。

アレはお母様から譲り受けた習慣だったのか・・・・。

 

一瞬で頭の中に色んな考えがグルグルと浮かんできました。

 

しかし、考えている時間はありません!

ヤッくんがうずくまって動かなくなっています。

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(止めなきゃ!!!)

 

私は、動かなくなったヤッくんの背中をバシバシ叩いている

お母様の手首をガシッとつかみました。

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掴んだ手首は汗でヌメヌメしています。

 

すると、お母様の動きがピタッと止まりました。

 

時が止まったように感じました。

 

私の足は、あまりの恐怖にガクガクと震えています。

 

声も出ません。

 

そして、お母様はゆっくりコチラを振り向くと

ニッコリと笑いました。

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つづく

 

続きはコチラの記事になります。

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