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警察官クビになってからブログ

ダークファンタジーブログ

天皇陛下にハーモニカを献上した曽祖父の話

私が警察官をクビになってから父がしてくれた曽祖父の話をしてくれました。ツライ時、自分を支えてくれる思い出がみなさんにもあると思います。私がツライ時、心の支えになってくれた曽祖父の話を少し書いていきたいと思います。

警察官をクビになってふさぎこんでいた時

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曽祖父の話を聞いたのは、私が警察官をクビになってからの話です。

クビになった精神的ダメージがあまりに大きすぎたのでしょうか?

不眠とうつ状態がとても深刻でまともに歩く事も寝ることも出来なくなっていました。

これには参りました・・・・

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警察官をクビになってから、どれくらいの日にちが経ったのでしょうか?

もう自分の中で「時間の感覚」も無くなっていました。

そんなある日、父が部屋をノックして入ってきました。

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父の話

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父は最初「保険の事がどうとかこうとか」そんな話をしていました。

私は寝ながら頭がボーッとしてしまい、話が全く入ってきませんでした。

 

しばらく手続きの話をした後父は

「オマエはおじいちゃんによく似ているな」と言いました。

(おじいちゃん???)

※我が家では「おじいちゃん」とは曽祖父の事なのです。

祖父が早死だったのでせいかと思いますが、どちらも私は面識がありません。

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(ああ、そういえば・・・・思い出した。)

小さい頃によく近所の人からも「おじいちゃんによく似てるねー」

とよく言われた事を思い出したのです。

(それがどうかしたのだろうか)

父は静かに話を続けました。

音楽家だった曽祖父

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父の話によると、私の曽祖父は「ハーモニカの音楽家」だったそうです。

若い頃は楽器を持って日本全国を演奏して回っていたとかなんとか・・・。

私は「へー」と気のない返事を返してしまいました。

あんまりそんな話を聞いていられる状態では無かったのです・・・。

 

父は話を続けます。

曽祖父は演奏家を辞めた後、楽器メーカーに就職したそうです。

大好きだった音楽に関わり続けたかったのでしょう。

そこでハーモニカを作る職人?になったそうです。

 

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そして大変な努力の結果、祖父は楽器メーカーの代表として

天皇陛下に「自分の作ったハーモニカ」を献上する機会を頂けたそうなのです。

これは大変名誉な話だと、私もビックリしました。

しかし良い話は「ここまで」です。

待っていたのは陰湿なイジメ

曽祖父は若くして大変名誉な事を任せられました。

しかし周りの同僚はこれを快く思わなかったようで、曽祖父は大変厳しいイジメを受けたそうなのです。(詳しい内容は知りません)

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それから曽祖父は精神を病んでしまい、仕事を辞めてしまいました。

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それから父の知る限り曽祖父は

あまり外出もせず

誰とも会わず

毎日家でボーッとしていたのだとか・・・・。

何だか今の自分の状況と少し重なり、なんとも言えない気持ちになりました。

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曽祖父のハーモニカ

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曽祖父はよく家の縁側で得意だったハーモニカを吹いていたそうです。

好きだったのは「ふるさと」という曲でした。

父も小さなハーモニカで昔吹いていたような気がします。

🔻こんな曲です。(大変有名な曲ですが)

www.youtube.com

曽祖父は夢敗れたあと、どんな気持ちで日々を過ごしていたのでしょうか?

私は面識が無いのでどんな人なのかわかりませんが

母が「曽祖父はいつもニコニコして大変やさしい人だった」と言っていました。

 

父は話の最後にこう言いました。

「お前はおじいちゃんに似てるから、こんな事になる気がしていたよ・・・。」

そう言うと父はサッサと部屋を出ていってしまいました。

父がなんでそんな話をしたのか、結局よくわかりません。

しかし、私はその話を聞いて

(もう一度がんばらなきゃ・・・)と思えました。

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それから

正直、この曽祖父の話の真偽はわかりません。

詳しく調べた事もありません。

もしかしたら父が私を励ますために言った作り話だったのかもしれません。

しかし

私はツライ事があると、いつもこの話を思い出します。

うまく言えないのですが、

私が同じような状態になっていたら曽祖父に申し訳ない気持ちになるからでしょうか・・・・・?

何だか「がんばらないといけない」と思えるのです。

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