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警察官クビになってからブログ

クソ人生の人へ「ダークファンタジー」

タンクトップで面接に来た男の子を採用した話

最悪のブラック企業編

 

もし自分が面接官で、面接希望者がタンクトップで来たらアナタは採用しますか?今回はそんなおかしな就活者と狂った私の会社のお話です。

 ニセの求人広告で来る多くの面接希望者

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私はブラック企業で面接希望者の会社案内を担当していました。

ちなみに我が社の求人広告はこんな内容

  • 月収25万(ボーナス年2回)
  • 学歴不問
  • 経歴不問
  • やる気があれば誰でも採用

※この求人は面接希望者を釣るためのウソ求人です。

本当は「完全歩合」「保証なし」「個人事業主扱い」の社員しか募集していません。

月に20人ほど訪れる「面接希望者達」は、このウソ求人に釣られてやってきます。

そこで社長に「完全歩合やりがいあるよ!」と騙されて入社させられるわけです。

好条件+誰でも採用!と求人広告を出しているので

面接希望者には「チョット変わった」人が沢山きてしまいました・・・・。

タンクトップの面接希望者

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いつも通り、会社にきた面接希望者を私が入り口で出迎えます。

面接者の情報は何も聞かされていません。

これは社長の「面接者に偏見を持たないように事前に情報は聞かせない」

というよくわけのわからない方針のためです。(なんでや!)

なので(今日はどんな人かなぁ・・)と私はいつもワクワクして待っています。

その日、会社に現れたのはなんと

真っ白なタンクトップに金髪のヘアースタイル

のガッチガチのヤンキーの少年?だった。

目が「点」になった。

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しかし動揺を見せるわけにはいかない!ここで満面の笑みで対応する!

「はじめまして!◯◯社の◯◯です!」と自己紹介をする。

細い目で私をジロリと3秒ほど見つめた後、タンクトップ少年は

「・・・・ぅっす」とだけ言った。

緊張しているのかな?^^

面接希望者のオフィス案内

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オフィスに招き入れると、

タンクトップ少年は落ち着かない様子で周囲をキョロキョロ見ている。

ここから私が、オフィス内を世間話をしながら案内するのだが・・・・。

タバコ吸い始めてる・・・・・ッ!?

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だが、まだ私も動揺は見せない!見せられない!

「◯◯君ごめんね、オフィス内は禁煙なんだー」と笑顔で注意する。

少年は「そすか」と言うと、一応タバコは消してくれた。

(なんだ・・話せばわかる子じゃないか)内心ホッとする。

しかし彼はまだ本気を出してはいなかった・・・・。

飛び込みのお手本

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オフィスの案内が終わると、今度は現場に出て飛び込み営業の実演を見せます。

会社に入ってから「飛び込みやりたくない!」とか言われない為です。

そこで私が実際に飛び込みをやって見せるのですが・・・・・。

またタバコ吸ってる!!!!!!!

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さすがに泣きたくなったが、ここは注意するしか無い。

「◯◯君、お客様も見ているかもしれないしここでは・・(略)」

すると少年はムスッとした顔でタバコを地面にポイッと投げ捨てた。

(もう帰りたい・・・・)

コンビニで起きた悪夢

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飛び込み営業を一通り見せ終わると、目の前にコンビニが見えた。

しかしタバコの一件から空気が重い・・・。

(そうだ!コンビニでコーヒーでも買ってあげよう・・・)

そう思い二人でコンビニに向かった。

コンビニに入る直前、駐車場でタンクトップ少年が立ち止まった。

そして一言「なんかオシッコしたくなったっす」と言った。

「え・・・ああ・・コンビニがあるからそこで・・・」

わたしが言い終わる前に、彼はズボンをおろした。

そしてコンビニの駐車場で彼は放尿をしはじめたのだ!!!!

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わたしはあまりの衝撃に口をパクパクさせて言葉が出なくなった。

しかもよくみると、それはタダの放尿ではありません!!!!

アクロバティック放尿

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駐車場で放尿しはじめた彼は、全身を大きくうねらせ、駐車場中に尿を飛散させはじめました。

飛び散る尿

頭が真っ白になり立ち尽くす私

駐車場にいるコンビニのお客さんは目を見開いている。

(止めなきゃ・・・止めなきゃ・・・・)我に返り焦る私

そうこうしてるうちに、大量の尿を出し尽くした彼はティンコを締まっていた。

なぜか満足そうに笑みを浮かべている。

もうそのコンビニに入れるはずもなく、二人で急いでその場を離れました・・・。

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(これはヤバイ!この子は絶対に会社に入れるわけにはいかない!)

私はそう心の中で決意しました。

タンクトップ少年の悩み

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帰りの車内少年が「ちょと相談あるんすけど」と言ってきた。

一緒に修羅場(放尿現場)を乗り越えた私達は、少し打ち解けはじめていた。

少年は「おれ前科あるんすけどいいっすかね?」と言った。

(うん・・・・・あるだろうね)

私は驚かなかった。

「大丈夫!うちはこれまでの経歴は全く気にしないよ!」

私は精一杯の笑顔でそう答えました。

そう・・・我が社は

「採用率100%」の超ブラック企業なのだから。

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最終面接

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ここで社長にバトンタッチして社長が彼の説得を開始します。

「正社員の募集もしてるんだけど、完全歩合の育成コースってのがあってねーみんなそっちを選んで頑張っているんだよー・・・(略)」

などなど・・・・・・

彼はモチロン「育成コース(完全歩合制の保証なし、個人事業主契約」を選んで見事採用される事になりました・・・・。

ちなみに私は採用に反対しました(笑)

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タンクトップの件

タバコの件

コンビニでの放尿の件

を社長に伝え、私は彼の採用に反対をしました・・。

しかし!社長はこう言います。

「人を見た目で判断するんじゃない!先入観は持つな!!」

なるほど!たしかに!

私は反対するのをやめました。

タンクトップ少年の初出勤日

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私は会社の入り口付近で、彼の初出勤を待ちました。

ちゃんと?Tシャツを着てきた彼を、私は笑顔で出迎えます。

Tシャツを着てる彼を見て、私は彼の「やる気」を感じました。

(飛び込み営業は厳しいけど、一緒にがんばろうな・・)

私は心のなかで彼にエールを送りました。

モンスターファクトリー

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元タンクトップ少年は「クレイジー」な男です。

しかし、この会社では「ただの一般人」に成り下がります。

なぜなら、この会社の従業員の大半は

強盗

暴行

障害

詐欺

薬中

ありとあらゆる元)犯罪者の集まりだからです。

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人生の道を踏み外し、どこにも行き場所が無くなってしまった人間が最後に辿り着く場所がココなのです。

警察官をクビになった私もモチロン彼らと同じ「仲間」なのです。

考えてみると、この会社では「タンクトップを着て面接に来る事」なんて小さな問題だったのかもしれません・・・・。

本物の怪物たちがココにいるのですから・・・・。

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※わたしに前科はありません。