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警察官クビになってからブログ

クソ人生の人へ「ダークファンタジー」

死体現場で回収した「よくわからない物」が30万で売れた話

「死後」清掃編

家具家にある「中古品コーナー」

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私が勤めていた「家具屋」では「中古品コーナー」「骨董品コーナー」のようなモノを一部設けていました。

そこで私が死後清掃で回収した商品を販売したりもしています。

さらに子会社として「解体業の会社」も経営していたので、解体や清掃で回収した家具や家電を中古品や骨董品として効率よく売りさばいていたわけですね!

そこで私も自由に商品の値付けをする事が許されていました。

100円のコップの価値はいくらなのか?

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店を開いていても、お客さんが全然来ない日もあります。

そんな日に

マネージャーがみんなをチョイチョイと呼び集めてこう言いました。

「100均で買ってきたコップって売れると思う?」

みんなの答えは「ノー」だった。あたりまえだが。

※100均(100円均一のショップの事です)

なぜなら先月マネージャーがこっそり100均で買ってきたコップを、100円で食器売り場に並べてたのを知っていたからだ。(なんでや)

そしてそれが売れ残っている事も・・・。

この1ヶ月間、他の食器類はドンドン売れていくのに、その無色透明で「いかにも安そう」なコップ(しかも中古扱い)を買おうって人はさすがにいなかった。

みんなそんなにバカじゃない。

ところがマネージャーは

「でも300円にしたらコレすげぇ売れるよ?」

といいながら100円の値札を300円に書き換えました。

(何を言ってるんだこの人は・・・・)

100均のグラスを300円にした結果

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すんごぃ売れた(完売)

その週の土日に十数個あった100均のグラスが、300円で飛ぶように売れて見事完売してしまったのだ。(売り場も多少工夫したようだが)

(すごい!)

まさに衝撃的だった!!

人や物の価値観がこんなに曖昧な事に驚いたのです・・・

売れた理由はハッキリとはわからないが、300円にしたことによって、100円のときよりも良いモノに見えたのでしょう。

うーん。

100均のコップを300円で買ってしまったお客さんには申し訳ない気もするが・・・これも商売である。

と、いうわけで私もやってみる事にした。

ガラクタを超高額で売ってみた

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当時、店の骨董品売り場に30センチほどの「とぐろを巻いた龍」の置物があった。

実はこれは私が死後清掃業務で「死体現場」から拾ってきた品です。

※あくまで仕事で頼まれて回収した品ですよ!!

あの部屋にあった時は「異様な気配」を放っていた龍も、店にあるとただの置物にしか見えません。

龍の置物は3万円(私が付けました)で販売されていたが、2ヶ月ほど経過しても売れる気配がまったくありませんでした。

そこで100均のグラスを300円で販売した件を見て、

(コレも高い値段にしたら売れたりしないかな)

と思ったわけです。

そこで「とぐろを巻いた龍」値札を50万円に書き換えてみました。

適当です、何の意味もありません。

超高額「50万円」の龍の置物

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なんと、この置物は1週間後に「30万円」で売れてしまいました。

(いや、まさか本当に売れるとは・・・・)

残念ながら、売れた現場に私がいる事は出来ませんでした・・。

※死後清掃の仕事があったので

なので接客したマネージャーに事の顛末を聞いてみました。

置物に興味津々の老紳士

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一人の老紳士が「龍の置物」を見て、マネージャーに

「コレ何でこんなに高いの?」

と聞いてきたそうです。

さぁ値下げ交渉のはじまりです

骨董品売り場には定期的に来る常連さんが多い。

大体は「ヒマを持て余した小金持ちの老紳士」です。

家具よりも高値で取引される骨董品売り場の接客は、売上を伸ばしたいマネージャーが自ら行っていました。

老紳士が「龍の置物」に興味津々な事に気づいたマネージャーは

「いやぁ僕もぜんぜん詳しくないんですよー」

「コレってどれ位の価値があるんですかー?」

という得意のノラリクラリとした交渉をはじめたそうです。

30万なら買ってもいいよ!

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老紳士は自ら、値下げ交渉をしてきたそうです。

(30万でも高すぎる気がするんですが・・・)

マネージャーは「うーん、困ったなぁー」

と散々悩んで、お客さんの交渉術に散々丸め込まれたかのような演技をしてから

最終的に「今回だけ特別ですよ!」

といってお客さんに気持ちよく買って帰ってもらったそうです。

マネージャー得意の「勝たない交渉術」だそうです。

はい、恐れ入りました・・・。

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さいごに

実際にあの龍の置物がどのくらいの価値があったのでしょうか?

もしかしたら本当に30万円の価値があったのかもしれません・・。

それ以前に、そもそもアレが何だったのか?

何で「あの部屋」にあったのか?

魔法陣みたいなモノの真ん中に置かれていたので、気にはなるんですが・・いまとなっては、わからない事だらけです。

そういうミステリアスな所が骨董品の魅力なのでしょうか・・・・?

私にはさっぱりわかりません!